YAMAHA
2007年11月修理完了。1938年(昭和13)製造、YAMAHAのベビーオルガン。
両側に取っ手のついた小型のオルガンを俗に「ベビーオルガン」という。映画「二十四の瞳」などに出てくるのもこの手の「ベビーオルガン」だ。ベビーとはいえ、意外に音量が出る。しかも、このタイプは、風袋の容量が小さいことが短所でもあり長所でもある。足のペダルのふみ加減で、自在に音量をコントロール出来るのだ。一般に「オルガン」という楽器は、音を鳴らしながら音量を大きくしたり小さくしたり出来ない。同じ音量で鳴り続けるのが「オルガン」らしさでもある。ところが、このベビーオルガンの場合、ペダルの加減で、クレシェンドしたりデクレシェンドしたり出来る。
リードオルガンは「ストップ付き」のタイプが高級であると思われがちだが、本当に「リード」好きな人にとっては、このベビーオルガンこそ、もっともリードオルガンらしいオルガン、と言えるだろう。
修理の様子は、才気堂HPにて掲載中。
両側に取っ手のついた小型のオルガンを俗に「ベビーオルガン」という。映画「二十四の瞳」などに出てくるのもこの手の「ベビーオルガン」だ。ベビーとはいえ、意外に音量が出る。しかも、このタイプは、風袋の容量が小さいことが短所でもあり長所でもある。足のペダルのふみ加減で、自在に音量をコントロール出来るのだ。一般に「オルガン」という楽器は、音を鳴らしながら音量を大きくしたり小さくしたり出来ない。同じ音量で鳴り続けるのが「オルガン」らしさでもある。ところが、このベビーオルガンの場合、ペダルの加減で、クレシェンドしたりデクレシェンドしたり出来る。
リードオルガンは「ストップ付き」のタイプが高級であると思われがちだが、本当に「リード」好きな人にとっては、このベビーオルガンこそ、もっともリードオルガンらしいオルガン、と言えるだろう。
修理の様子は、才気堂HPにて掲載中。
スタインウェイのフレーム右側には、太く黒く「STEINWAY」と書かれているが、「S400B」にも同じように太く黒く書かれている。タッチ感、音色、「CF」が凝縮されたような、まぎれもなくYAMAHAの音だが、このピアノは、YAMAHAが本気を出せばスタインウェイと比肩できるピアノが出来るんだ!という意気込みが形になったようなもの。スタインウェイが欲しいけど、実はYAMAHAのタッチ、音色が好き!という方にオススメ。現行新品の「C3」「C5」とほぼ同価格で、「S400B」の中古が買える、としたら、どちらを選びますか? 私は、「S400B」をお奨めします。但し、中古で年に2〜3台しか出てこない「激レア」ピアノ。
この「S400B」はYAMAHAが一番ピアノを作っていた時期、スタインウェイに比肩できるサロンコンサートピアノを!、ということで作られたピアノ。1982年登場時、ほぼ同サイズの「C3」の2倍以上の「¥3,000,000-」だった。「S」シリーズは現在も作られているが、調律師にも人気の高いのは80年代の「S400B」。何がどう違うのか、やはり「素材」だと思う。そして「設計」「手間の掛け方」かもしれない。思った通りの音が出る。もっと強い音!と思って力を入れればどんどん強く出て、しかも音色は割れずに美しいまま大きく出る。もっともっと弱い音!と思えば、やっと聞こえるくらいのかすかな音がしっかりと響き、しかも音色は玉のように美しい。 家庭に入る「コンサートピアノ」、それがS400B。
2008年1月末預かりのYAMAHA4ストップリードオルガン、修理完了。
このオルガンは、製造番号322183、おそらく昭和13年頃の製造。
私の好きな機種で、赤い外装、YAMAHAの「Y」をデザインした透し彫り、細身の奥行きなど、他のオルガンにない特徴がある。
持ち主の方が、数年前に大きな楽器店で「直っている」ときいて買ったものらしいが、買ってすぐに音が出なくなりそのままだったらしい。修理で預かった時の状態は、いい加減な応急処置だらけで、その変な補修跡を剥がしたり、やり直したり、という手間が大変だった。時代が戦争に向かっていた時期らしく、本来なら真鍮であるべき鍵盤ピンが「竹」で出来ている。
リードオルガン修理は、うんざりするくらい時間がかかり、修理方法も難解で解決不可能なものが多いが、結局一番手間のかかる方法で、時間をかけて何とかなってしまう。このオルガンも、こうして直ってみると、その姿は非常に美しい、と思う。音色も古い鳴りだが、高音など意外に空気が通るらしく、主張のある響きがする。
このオルガンの修理の様子は、才気堂HP、にて順次掲載予定。
http://www.saikido.net
このオルガンは、製造番号322183、おそらく昭和13年頃の製造。
私の好きな機種で、赤い外装、YAMAHAの「Y」をデザインした透し彫り、細身の奥行きなど、他のオルガンにない特徴がある。
持ち主の方が、数年前に大きな楽器店で「直っている」ときいて買ったものらしいが、買ってすぐに音が出なくなりそのままだったらしい。修理で預かった時の状態は、いい加減な応急処置だらけで、その変な補修跡を剥がしたり、やり直したり、という手間が大変だった。時代が戦争に向かっていた時期らしく、本来なら真鍮であるべき鍵盤ピンが「竹」で出来ている。
リードオルガン修理は、うんざりするくらい時間がかかり、修理方法も難解で解決不可能なものが多いが、結局一番手間のかかる方法で、時間をかけて何とかなってしまう。このオルガンも、こうして直ってみると、その姿は非常に美しい、と思う。音色も古い鳴りだが、高音など意外に空気が通るらしく、主張のある響きがする。
このオルガンの修理の様子は、才気堂HP、にて順次掲載予定。
http://www.saikido.net
YAMAHAのサイレントアンサンブルピアノは、自動演奏と消音機能がついている、ことは大体分かっている方も多いと思うが、「アンサンブル」についてはまだまだ知られていないかも知れない。
自動演奏、と言うのは、初めて見た人はビックリするかも知れない。しかし、自宅で鳴らすとなると結構「うるさい」ものだ。自動演奏ピアノを買ったものの、最初は色々鳴らしたけどそのうち全然使わなくなった、というお客さんも多い。この「自動演奏」は、うるさいと感じないくらいの「空間」で鳴らすことが必要だと思う。
そして、アンサンブル機能でオーケストラやバンドのパートを鳴らして、大音量で思いっきり鳴らす。 ということが、ここなら出来ると思った。
自動演奏、と言うのは、初めて見た人はビックリするかも知れない。しかし、自宅で鳴らすとなると結構「うるさい」ものだ。自動演奏ピアノを買ったものの、最初は色々鳴らしたけどそのうち全然使わなくなった、というお客さんも多い。この「自動演奏」は、うるさいと感じないくらいの「空間」で鳴らすことが必要だと思う。
そして、アンサンブル機能でオーケストラやバンドのパートを鳴らして、大音量で思いっきり鳴らす。 ということが、ここなら出来ると思った。
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