1921年製
山葉拾参號型風琴
修理完了。
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この機種を直すのは
二台目だか、今回のは
特に長く辛い寂しい道だった。
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欠損している部品が多く、
壊れ方も激しかったため、
バカバカしいくらいの
手間ひまがかかっている。
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が、鳴り出した音色は、
非常に芯が太い、馥郁とした
深いもので、素晴らしい楽器
として蘇った。
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譜面台も、才気堂の、ゼロ
からの自作である。幅の狭い
板を数枚はぎあわせ、表裏に
サクラの薄板を張り、透し彫り
を糸ノコで挽いた。

俺に、ご苦労さん!

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透し彫りには模様入りの赤い絹
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側面の模様も復元
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ペダルと周辺の模様
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専用椅子は桜材で新規製作
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