調律師「才気堂」

「才気堂」とは、古いピアノやオルガンを「再起動」するという意味です。 ピアノ調律師として、一般家庭のピアノを調律する他に、ピアノ・足踏みオルガンを再生修理していますので、その楽器をご紹介致します。 自宅は「変な家」、ドームハウスです。

ヤマハ

オルガンの製造年

ヤマハのオルガンの場合、工場の検印がある。

このオルガンは、昭和7年11月20日の検印がある。

昭和7年は、西暦1932年。80年経っている。

直せば、また生き返る。f3eb6062.jpg

かまくら のんちゃん

あちゃちゃ!

遅かったかぁ〜9e48dde6.jpg

お菓子みたいな

砂糖を振りかけたようなドームハウス66e69f3f.jpg

才気堂 オルガン演奏会

明日は、いよいよ、才気堂、初めての都心でのオルガン演奏である。

沢山の方が、才気堂のオルガンを見に、聴きに来る。

昨年、50回以上オルガン出張演奏し、その慣れた曲を、明日弾く。

これ以上上手くもならないし、下手にもならない。自分自身を出し切るだけ、それしかない。

わくわくして眠れない…

ピアノの乾燥剤

ピアノの乾燥剤というのは、入れても意味がないので、私は、全然オススメしない。

乾燥剤というのは、ピアノ調律師の小遣い稼ぎのために入れているようなものである。

私も積極的に「小遣い稼ぎ」すれば良いのかもしれないが、意味のないことは「やる気」が出ないので、結局、ピアノ調律師としてお客さんに無意味な品物をオススメ出来ずに、生きてきた。

中には、毎年、ピアノの中にどんどん追加していく調律師もいる。

大体、効果が数ヶ月の乾燥剤をひたすら入れ続けて、何になるのさ…

乾燥剤を信じているお客さんがいたら、本当にピアノに効果があるのか、一度は考えて欲しい。そして調律師に聞いてみて欲しい。

多分、調律師も、効くかどうか、知らずに入れていると思う。


画像は、過去の調律師が毎年入れて積み上げた乾燥剤。アップライトピアノの下部。

俺は、途方に暮れて、それを眺めたよ…cd32a981.jpg

掃除したピアノ

掃除機でホコリを取り、鍵盤を戻していく。

このとき、動きの鈍い鍵盤に気が付いて、調整する。48aba3d3.jpg

アップライトピアノ弦交換

43年前のヤマハ

サビが原因で弦が次々切れるので、巻線以外を全部張り替えることに

張弦は得意だが、現場で立てたままの状態での作業は結構大変be467363.jpg

埋め木でなおす

薄く削った木を、割れ目にしっかりと入れる。

接着剤が固まるまで、触らないようにする。c7889dc4.jpg

空気漏れ

袋の板に割れがあり、空気が漏れていた。埋め木でなおす。50c887ea.jpg

オルガンのアクション

ベビーオルガンのアクション

リードの下に提灯式の袋があり、この構造は反応の良い大きな音が出せる8b841f25.jpg

空気漏れ

ペダルを踏むと、かすかに空気漏れの音がするため、分解してみる2dd071a6.jpg

ベビーオルガンの袋はり

八重洲の49鍵、ヤマハの39鍵、

二台の袋はり完了!

どちらも、板が割れていて、八重洲の方は板を新規製作、ヤマハの方は割れをはぎ直した。
369ffe50.jpg

ベビーオルガンの袋はり

3つの袋を張り終わった状態
db6e007d.jpg

ベビーオルガンの袋はり

ヤマハベビーオルガンの袋はり
39鍵のベビーオルガンは
最も小さいタイプだが
楽器としては、弾く楽しさを
感じさせてくれる。
348be7ee.jpg

白鍵貼替

ヤマハオルガン5号型の鍵盤貼替修理。

この機種は、よく白鍵がこのように反って剥がれる。
4819b9de.jpg

完成

おそらく本邦初! ヤマハベビーオルガンの塗装含めた完全復元完了! 大正十四年、楽器屋さんに並んでいた時は、多分こんな感じだった筈。 デザインがおしゃれなので「これ欲しい!」って思わせる魅力がある。

同じく「これ欲しい!」と思った方、調律師「才気堂」までご連絡下さい。
b2890d45.jpg

オルガン塗装

昭和5年製造ヤマハ、ベビーオルガン。本邦初!完全塗装復元。只今、古い塗装をはがして素地調整するところ。83ce605b.jpg

1938年製 YAMAHA ベビーオルガン

57b8527a.JPG2007年11月修理完了。1938年(昭和13)製造、YAMAHAのベビーオルガン。
両側に取っ手のついた小型のオルガンを俗に「ベビーオルガン」という。映画「二十四の瞳」などに出てくるのもこの手の「ベビーオルガン」だ。ベビーとはいえ、意外に音量が出る。しかも、このタイプは、風袋の容量が小さいことが短所でもあり長所でもある。足のペダルのふみ加減で、自在に音量をコントロール出来るのだ。一般に「オルガン」という楽器は、音を鳴らしながら音量を大きくしたり小さくしたり出来ない。同じ音量で鳴り続けるのが「オルガン」らしさでもある。ところが、このベビーオルガンの場合、ペダルの加減で、クレシェンドしたりデクレシェンドしたり出来る。
リードオルガンは「ストップ付き」のタイプが高級であると思われがちだが、本当に「リード」好きな人にとっては、このベビーオルガンこそ、もっともリードオルガンらしいオルガン、と言えるだろう。
修理の様子は、才気堂HPにて掲載中。

S400B 響板

BlogPaint下からみた「響板」、がっかりするくらい「木」が美しい。音は物凄くよく響き、屋根を閉じていても、微妙なニュアンスが弾き分けられ、聴き分けられるくらい、はっきり音色が聴き取れる。側板も、C3に比べて、分厚く出来ている。

S400B ペダル

BlogPaintペダル支え棒、もスタインウェイと同じ、「木の棒」になっている。コンサート用らしく、ペダルはやや重い。コレは、本番ではピアニストは「靴」を履いて演奏するため。中のスプリングを外すと、普通のグランドと同じ位の重さに出来る。

幻の名器 S400B

BlogPaintスタインウェイのフレーム右側には、太く黒く「STEINWAY」と書かれているが、「S400B」にも同じように太く黒く書かれている。タッチ感、音色、「CF」が凝縮されたような、まぎれもなくYAMAHAの音だが、このピアノは、YAMAHAが本気を出せばスタインウェイと比肩できるピアノが出来るんだ!という意気込みが形になったようなもの。スタインウェイが欲しいけど、実はYAMAHAのタッチ、音色が好き!という方にオススメ。現行新品の「C3」「C5」とほぼ同価格で、「S400B」の中古が買える、としたら、どちらを選びますか? 私は、「S400B」をお奨めします。但し、中古で年に2〜3台しか出てこない「激レア」ピアノ。

設置が終わったS400B

3d15dae9.JPGこの「S400B」はYAMAHAが一番ピアノを作っていた時期、スタインウェイに比肩できるサロンコンサートピアノを!、ということで作られたピアノ。1982年登場時、ほぼ同サイズの「C3」の2倍以上の「¥3,000,000-」だった。「S」シリーズは現在も作られているが、調律師にも人気の高いのは80年代の「S400B」。何がどう違うのか、やはり「素材」だと思う。そして「設計」「手間の掛け方」かもしれない。思った通りの音が出る。もっと強い音!と思って力を入れればどんどん強く出て、しかも音色は割れずに美しいまま大きく出る。もっともっと弱い音!と思えば、やっと聞こえるくらいのかすかな音がしっかりと響き、しかも音色は玉のように美しい。 家庭に入る「コンサートピアノ」、それがS400B。

S400B 開梱 脚の取付け

a98900e4.JPG立てた状態で、3本のうち2本の脚をつけ、起こしてからもう1本の脚をつける。

S400B 開梱

09a555e6.JPG重さ約350kgのピアノも2人で運ばれる。

写真のように、グランドは「舟」と呼ばれる木枠に、立てて梱包されている。

YAMAHA S400B がやって来た!

dc41f612.JPG床にマットを敷き、この上を滑らせて所定の位置までピアノを入れる。

S400B到着

BlogPaintYAMAHAのS400Bが搬入される様子その1

YAMAHA S400B がやって来る!

180ca5fb.jpgYAMAHAの幻の名器「S400B」をしばらく預かることになった。

とりあえず、元々あった「C7」を移動して、その到着を待つ。

ヤマハリードオルガン7ストップ、修理完了

b42000e8.JPG 7ストップ付、8’4’、2列リード仕様。ヤマハリードオルガン。
 製造年不明だが、マイナスネジとプラスネジが両方使われているので、昭和40年頃だろうか。万博のまえ頃は、このオルガンのような、曲線を多用したデザインが流行った。ピアノでも、YAMAHAのG2に変なデザインの赤いピアノがある。
 リード構成からすると、8’8”に比べて、演奏の効果が区別しにくいが、8’の方をずらして4’を重ねる音にすると、高音部などはさわさわときらめいた感じがして、これもまた8’8”と違った波の良さがある。

修理詳細は、才気堂HP http://www.saikido.net に順次掲載予定

1938年製 YAMAHA 4ストップ リードオルガン

fed802fc.JPG 2008年1月末預かりのYAMAHA4ストップリードオルガン、修理完了。
 このオルガンは、製造番号322183、おそらく昭和13年頃の製造。

 私の好きな機種で、赤い外装、YAMAHAの「Y」をデザインした透し彫り、細身の奥行きなど、他のオルガンにない特徴がある。
 持ち主の方が、数年前に大きな楽器店で「直っている」ときいて買ったものらしいが、買ってすぐに音が出なくなりそのままだったらしい。修理で預かった時の状態は、いい加減な応急処置だらけで、その変な補修跡を剥がしたり、やり直したり、という手間が大変だった。時代が戦争に向かっていた時期らしく、本来なら真鍮であるべき鍵盤ピンが「竹」で出来ている。
 リードオルガン修理は、うんざりするくらい時間がかかり、修理方法も難解で解決不可能なものが多いが、結局一番手間のかかる方法で、時間をかけて何とかなってしまう。このオルガンも、こうして直ってみると、その姿は非常に美しい、と思う。音色も古い鳴りだが、高音など意外に空気が通るらしく、主張のある響きがする。

このオルガンの修理の様子は、才気堂HP、にて順次掲載予定。

http://www.saikido.net

サイレントアンサンブルピアノを鳴らす

850c2429.JPG YAMAHAのサイレントアンサンブルピアノは、自動演奏と消音機能がついている、ことは大体分かっている方も多いと思うが、「アンサンブル」についてはまだまだ知られていないかも知れない。
 自動演奏、と言うのは、初めて見た人はビックリするかも知れない。しかし、自宅で鳴らすとなると結構「うるさい」ものだ。自動演奏ピアノを買ったものの、最初は色々鳴らしたけどそのうち全然使わなくなった、というお客さんも多い。この「自動演奏」は、うるさいと感じないくらいの「空間」で鳴らすことが必要だと思う。
 そして、アンサンブル機能でオーケストラやバンドのパートを鳴らして、大音量で思いっきり鳴らす。 ということが、ここなら出来ると思った。
QRコード
QRコード
記事検索
ギャラリー
  • 理想に近づいた!
  • 理想に近づいた!
  • 貸出用ベビーオルガン!
  • 貸出用ベビーオルガン!
  • 貸出用ベビーオルガン!
  • マチのついたガマ、初挑戦!
  • マチのついたガマ、初挑戦!
  • マチのついたガマ、初挑戦!
  • 白いガマ
  • 白いガマ
  • 白いガマ
  • 今日のガマ
  • 今日のガマ
  • 今日のガマ
  • 今日のガマ口
  • 1日1ガマ  今日のガマぐち
  • 1日1ガマ  今日のガマぐち
  • 1日1ガマ  今日のガマぐち
  • がまぐち、2作目
  • がまぐち、2作目
  • がまぐち、2作目
  • がまぐち、2作目
  • がまぐち、2作目
  • 調律師の工具入れ
  • 調律師の工具入れ
  • 調律師の工具入れ
  • 調律師の工具入れ
  • 調律師の工具入れ
  • 調律師の工具入れ
  • 調律師の工具入れ
  • 調律師の工具入れ
  • 調律師の工具入れ
  • 調律師の工具入れ
  • 調律師の工具入れ
  • 台風情報の夜、、、
  • 気ままに生きる妙年女性の休日顔、、?
  • 気ままに生きる妙年女性の休日顔、、?
  • 気ままに生きる妙年女性の休日顔、、?
  • 50年前のアコーディオン
  • 50年前のアコーディオン
  • 50年前のアコーディオン
  • オルガンで歌う会 in 桐生
  • オルガンで歌う会 in 桐生
  • オルガンで歌う会 in 桐生
  • オルガンで歌う会 in 桐生
  • 台風のあとで
  • 台風のあとで
  • 台風のあとで
  • 蛇腹ベルトの再生、その3
  • 蛇腹ベルトの再生、その3
  • 蛇腹ベルトの再生、その3
  • 蛇腹ベルトの再生、その3
  • 蛇腹ベルトの再生、その3
  • 蛇腹ベルトの再生、その2
  • 蛇腹ベルトの再生、その2
  • 蛇腹ベルトの再生、その2
  • 蛇腹ベルトの再生、その2
  • 蛇腹ベルトの再生、その2
  • 蛇腹ベルトの再生、その2
  • 蛇腹ベルトの再生、その2
Recent Comments
訪問者数

    • ライブドアブログ