ベビーオルガン
第3話「滴水穿石」
ベビーオルガン
(足踏み式オルガン)
のペダル描き、
唐草模様は、元の模様を
見ながらフリーハンド!
この塗料は乾くのに
24時間かかるので、
以前は1日1色ずつ
描いていた。が、
今は、乾いてない所に
触らないよう注意して、
3色くらい描く、、、
手は忙しいけど、
アタマがヒマなので、
ハードオフで買ってきた
歌謡ちゃんぽんレコードを
続けざまに何枚もかける。
伊勢佐木町ブルースは、
「Ah、、!、Ah、、!」
の部分だけ殊更に
オトナの女性が熱唱して
いるけど歌のない演奏。
コレを見てカラオケ的に
歌うものらしい。
いい湯だな、は、
元々内気だったけど子供3人
産んで逞しく生きるうちに
性格が変わったママ仲間、
「プラス思考母ちゃんズ」
的なグループの
最大音量で、ラリってる
どうにも止まらない快演!
本人歌唱の歌が入って
いたりして、ホントに
ごちゃまぜ、、、
7枚あるけど、本来は
10枚組なので、あと
3枚も見つけたいなぁと、
何となく思う、、、
ベビーオルガンの
塗装、、
オルガンの敢然修理は
その大部分が塗装である。
コレは何十年も経った状態
右は塗膜を剥がして木の素地まで
出した状態、、
剥離剤をかけて、刃物で
はぎ取る、、
そして、塗装作業は
剥がして、素地を作る
ことで明け暮れる。
元の塗装を徹底的に
剥がす理由は、
美しい木目が
クッキリと出てくるから。
コレをやると、物凄く
面倒な作業になるけど、
古い楽器の古い木の
美しい木目を際立たせる
塗装をするには、
こうするしかない。
古い塗膜が木目をぼかして
いたものを剥がしてみると、
雄壮な猛々しい木目が
出てくる、、、
これから、
全体にヤスリをかけて
木工塗装で最も重要な
「目止め」作業をして、
小豆のような渋い
赤色に着色して、、
そこまで出来たら、
もう終わったようなもの。
中塗りや上塗りの前の
作業が、ニントモカントモ
にんにんでござる、、!
コロンス島は、別名「ピアノ島」とも呼ばれ
ピアノ博物館とオルガン博物館がある。
とりわけ、オルガン博物館は、
世界でも珍しい施設で、普段
なんちゃってオルガン修理人を
している私としては、一度は行って
みたいと思っていた。
港から歩くこと数分、この建物が
そうかなぁ、と、中を覗くと、
パイプオルガンのようなものが見えて、
しかも、しっかり休館の雰囲気!
んな、アホな!、と慌てて近くの人に聞くと
オルガン博物館は、丘の上らしい。
教えられた方向に、階段が続いている。
既に汗だくだったが、時間もないので、
馬力をあげて登っていった。
これが、オルガン博物館
風琴博物館、、、である
風琴博物館は、元々、この島出身の
大成したピアニストのコレクションから
作られたようで、そのピアニストは
既に50年以上過去の人であるため、
リードオルガンで音楽に親しんだ
時代のことなど、現代中国人でワカる
人など、いないかもしれない。
入っていきなり「ピアノとオルガンの違い」の
解説パネルがあった。そういう次元である。
日本でも、ピアノとオルガンの区別がつかない、
リードオルガンって何、世代も多いと思う。
中にはリードオルガンが約50台、陳列してある。
キーホルダーや絵葉書などを並べて、売ってる?
服務員のお姉さんに、私の直したピアノやオルガンで
弾いたCDを渡した。オルガン博物館なのに、
リードオルガンの音色を体感することができない
ようなので、こんなCDを作って、お土産で
販売したら、ドーですか?
とアドヴァイスした。
全ての楽器は鳴らすことが出来ないため
来館者は、「見るだけ」、、、
飾りについた鏡で自分を見てみたり
修理見積依頼のオルガン
が到着、、、
お見積りは無料ですが、
オルガン本体を無事に
送ってこられるかどうか
がポイント。
何よりも、運送屋さんが
引き取ってくれるかどうか
が問題。
楽器です、というと楽器
専門の業者に頼むように
言われて非常に高くついて
しまうので、何とかして
普通の荷物として送れる
ように依頼された方に
アドバイスする。
とにかく、全体を包むよう
な梱包をして、持ちやす
そうな雰囲気になっていれば
運送屋さんは、家具などと
同じ「荷物」として運んで
くれる。
今回のこのオルガンは、
発送者様が、運送屋さんに
引き取ってもらうために
大変苦労されたことが、
この丁寧な梱包から伺えた。
-
肝心の修理見積、は、
できるだけ安く、なるべく
手を加えずに、というもの
だけど、、
昭和14年製造、戦時設計で
竹バネ使用の時代で、
かろうじて音は出ているものの
もちろん風袋も78年経って
カパカパのヨレヨレ、
外観は比較的綺麗だけど
楽器部分は、なるべく
簡単に何とかする、のは、
至難の技、かもしれない。
78歳の方が、ちょっと
体操したり薬飲んだりして
劇的に若返ることが難しい
ように、このオルガンを
ちょこちょこっと直して
物凄くよく鳴る楽器として
蘇らせることは、実は、
そんな方法はない。
簡単に何とか出来る人が
いるのなら、私自身が、
その人に依頼したいとさえ
思う、、、、
とりあえず、必要な修理を
カンガルー、、、、、、
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