塗装
外装の塗装剥がし
剥離剤を使って剥がすのだが、
すんなり剥がれるものではなく、
刃物でじわじわと剥がす、、、
重厚な側板は、特に面倒
剥がした旧塗料、、
側板、塗装剥離前と、剥離後
ペダルの軸が外れず、
半日徒労、、
結局、軸は中で錆びて外れないので
外さずに、位置をずらして
穴を開け直すことにした。
塗装を剥がし終わった外装は、
改めて細かい取り残しを掻き取り、
全体にヤスリがけしておく
今回のオルガンは、
装飾も多く、部品点数が
バカ多い、、、徒労ついでに
並べて写真を撮った、、
夜、改めて細かい部品の
隙間の掻き残しを刃物で
取り除く、、
ベビーオルガンの
塗装、、
オルガンの敢然修理は
その大部分が塗装である。
コレは何十年も経った状態
右は塗膜を剥がして木の素地まで
出した状態、、
剥離剤をかけて、刃物で
はぎ取る、、
そして、塗装作業は
剥がして、素地を作る
ことで明け暮れる。
元の塗装を徹底的に
剥がす理由は、
美しい木目が
クッキリと出てくるから。
コレをやると、物凄く
面倒な作業になるけど、
古い楽器の古い木の
美しい木目を際立たせる
塗装をするには、
こうするしかない。
古い塗膜が木目をぼかして
いたものを剥がしてみると、
雄壮な猛々しい木目が
出てくる、、、
これから、
全体にヤスリをかけて
木工塗装で最も重要な
「目止め」作業をして、
小豆のような渋い
赤色に着色して、、
そこまで出来たら、
もう終わったようなもの。
中塗りや上塗りの前の
作業が、ニントモカントモ
にんにんでござる、、!
連日のトホホ、木工人生
木工で最も手間のかかる
のが「塗装」である。
その「塗装」の工程の中で
最も重要なのが「目止め」
何だそれ?
と思われるかもしれない
が、とにかく木工で最も
重要なのは目止め、、、
この作業は、言葉では
説明しにくい。
力を入れて目止め作業
するので、一日中筋トレ
しているような感じ。
乾いたら、表面を紙ヤスリ
で研磨して、まだ何も
塗ってないのにスベスベ
サラサラな雰囲気に
なっていれば、吉。
その後の塗装作業は
必ずキレイに仕上がる。
手は忙しいけど、
アタマがヒマなので、
BGMの名曲、
銀河鉄道999、とか
最大音量で聴きながら。
999は、映画版、テレビ版
共に青木望、作曲で
オーケストラ作品としても
秀逸。
松本零士作品特有の
無限で哀切な世界に
この音楽は欠かせなかった。
気の毒な場面や、
抗いがたい運命を
背負う悲しい場面で
よく流れた、スキャットは
伊集加代子。
テレビ版の方は2年以上
続いたので、このBGMに
馴染んだ方も多いと思う。
一曲ずつ、解説がある。
5号オルガン更生物語!
塗装は、木の肌が
出るまで剥がして、
表面を研磨して、着色する。
右が着色した状態。
じつわ、剥がす、という
作業はバカバカしい位
時間のかかるもので、
皆んなが順調に人生を
刻んでいるのを感じ
ながらも、自分だけなんで
こんなことで、、、
と思いながらの
地道な日々が続いた、、、
着色は塗装するとき、
必ず行う作業で、
何も色をつけずに
ニスやラッカーなどの
透明な塗料を塗ることは
まず、ない。
多分、皆さんは、
木製品の色は、元々の
木の色だと思っている
方が多いと思う。
一般に、楢などの勇壮な
木目は濃い茶色に染められ、
欅、樺などは明るい茶色に、
桜やマホガニーは赤く
染めてから、塗膜を作る
クリア塗料を塗る。
こうして着色しただけでは、
塗装は、まだまだ始まった
ばかり、、、
着色は、ムラが出やすいので、
刷毛で手早く塗る。
今回の更生物語は、
元々茶系だった
5号オルガンを
赤い彗星として
蘇らせよう!
というものである。
オルガンの修理で最も手間ひま
のかかるのが塗装である。
外装は美しい木目の木で
出来ているので塗り直すと
それはそれは綺麗に蘇る。
が、しかし、
最も費用に差が出るのも
塗装を行うか否か、による。
今回預かりのオルガンは、
陽に焼けて塗装がかなり
剥げてしまったもので
製造より50年近く経っているので
中身の消耗部品をことごとく
修理する。
塗装は、しなくていい、、
ということで受けた修理だが、
塗装しなくても良い、という
場合でも、できるだけ手間を
かけずに、時間をかけずに、
何となく小綺麗になるように
工程を省略した塗装を行う。
50年に一度の修理を終えた
オルガンが戻ってきた時、
見た目もちょっと綺麗になって
いた方が
「あぁ、修理して良かったなぁ」
と思われるから。
しかし、ところがどっこい!
簡単に、ざっと、ほどほどに
小綺麗にする、というのは
実は至難の技である。
省略しても綺麗に出来るのなら
ちゃんと手間ひまかける塗装
など必要ない。
とりあえず、塗装の剥げた所は
素地まで研いで着色から
やり直し、そうでない無事な
箇所は汚れを落として中塗りから
やり直す。
塗装、は、木の地肌が見えて
いる所からやり直すのは、
実は、ものすごく大変、だけど
コレは必要なサービス。
のかかるのが塗装である。
外装は美しい木目の木で
出来ているので塗り直すと
それはそれは綺麗に蘇る。
が、しかし、
最も費用に差が出るのも
塗装を行うか否か、による。
今回預かりのオルガンは、
陽に焼けて塗装がかなり
剥げてしまったもので
製造より50年近く経っているので
中身の消耗部品をことごとく
修理する。
塗装は、しなくていい、、
ということで受けた修理だが、
塗装しなくても良い、という
場合でも、できるだけ手間を
かけずに、時間をかけずに、
何となく小綺麗になるように
工程を省略した塗装を行う。
50年に一度の修理を終えた
オルガンが戻ってきた時、
見た目もちょっと綺麗になって
いた方が
「あぁ、修理して良かったなぁ」
と思われるから。
しかし、ところがどっこい!
簡単に、ざっと、ほどほどに
小綺麗にする、というのは
実は至難の技である。
省略しても綺麗に出来るのなら
ちゃんと手間ひまかける塗装
など必要ない。
とりあえず、塗装の剥げた所は
素地まで研いで着色から
やり直し、そうでない無事な
箇所は汚れを落として中塗りから
やり直す。
塗装、は、木の地肌が見えて
いる所からやり直すのは、
実は、ものすごく大変、だけど
コレは必要なサービス。
ピアノ&オルガン修理調律
QRコード
最新記事
記事検索
カテゴリ別アーカイブ
タグクラウド
- iMac
- iPod
- S400B
- YAMAHA
- にゃんこ
- のんこ
- のんちゃん
- もったいない
- オルガン
- カシュー
- グランド
- グランドピアノ
- コロンス島
- コンクリート
- サクラ
- サバ
- サバトラ
- スタインウェイ
- ストップ
- スピーカー
- トラ
- ドームハウス
- ノンロット
- パイン
- パイン材
- ピアノ
- ピアノ椅子
- ピアノ型
- フォステクス
- ベッド
- ベネチア
- ベビー
- ベビーオルガン
- ペダル
- ペダル模様
- ボリューム
- ヤマハ
- ラオ博士
- リードオルガン
- レイニー
- レコード
- レプカ
- 椅子
- 宇和島
- 温泉
- 革
- 革鞄
- 革工芸
- 楽譜
- 楽譜鞄
- 楽譜棚
- 汗だく
- 客車列車
- 牛革
- 教会
- 金環日食
- 弦交換
- 黒
- 黒猫
- 腰痛
- 桜
- 三角窓
- 山葉
- 子供
- 手縫い
- 収納
- 修理
- 秋
- 小学校
- 昭和
- 消費税
- 上海
- 節電
- 雪
- 太陽電池
- 袋
- 台湾
- 大正
- 棚
- 中国ピアノ
- 調律師
- 長岡鉄男
- 塗装
- 土地
- 怒り
- 童謡
- 内装
- 南麻布
- 肉球
- 寧波
- 猫
- 風袋
- 壁
- 本棚
- 民主党
- 名刺入れ
- 明治
- 模様
- 模様替え
- 野田総理
Archives
Recent Comments
訪問者数
アクセスカウンター
- 今日:
- 昨日:
- 累計: