ピアノ調律師「才気堂」

「才気堂」とは、古い楽器を「再起動」するという意味です。 あらゆるピアノ、リードオルガン等鍵盤楽器を修理再生&調律します。

ピアノ

楽譜棚、新製品完成!

私の考案した楽譜棚、、
従来の4段式を設計変更して、
5段式にしてみました。

塗色、左からエボニー
ライトブラウン、ダークブラウン
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アップライトピアノの上には
楽譜がドッサリ!!

というのをよく見かけます。
が、鍵盤下には何も置いてない
ことが多いです。
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そんなことから私が考案したのが
この楽譜棚「側近」です。

鍵盤下の、ペダル両脇に左右2つ
入ります。
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大量の楽譜が「一気に」片付きます。
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消音装置が付いていても、
ぶつからないように収まります。
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楽譜は重いので、柱に溝を掘って
棚板を保持しています。
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グランドピアノの鍵盤下にも
ピッタリ入ります。
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こちらは従来品。
4段式は今後特注品となります。
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グランドピアノの上にドッサリ
積まれた楽譜も、、
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楽譜棚「側近」でスッキリ!
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電子ピアノの鍵盤下にも収まる!
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楽譜棚「側近」は、
当方への直接注文にて
製作承ります。

柱の色は3色、
エボニー、
ライトブラウン、
ダークブラウン、

価格は全国一律送料、税込で
4段式は\9,900-
5段式は\13,200-
です。

下記のHPの中から塗色を指定して
メールにてご注文下さい。

ネットショップ「BASE」から
ご注文の場合、
クレジットカード、電子決済等
対応しています。


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楽譜棚、新デザインを製作!

既に発売より20年、、
鳴かず飛ばずの楽譜棚、、
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グランドピアノでの使用例
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ピアノの楽譜は、コピー譜も多いので
どうしても「積んで」しまう、、
が、鍵盤下は空いている、、、
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そこで私が考案したのがこの楽譜棚
意匠登録済み、、ピアノに積んだ
楽譜が一気に収まってしまう!
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ピアノの鍵盤下に入れて
使うものだが、
最近、棚を5段にして、
高さを600ミリのものを
作らないか、と依頼があった。

現行品の高さは525ミリである。
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確かにピアノの鍵盤下の寸法は
グランドもアップライトも
電子ピアノも、600ミリより
少し高いので、現行品より高くして
棚板を5枚にしても問題ない。

思い切って、全面改良のつもりで、
高さ600ミリ、棚板5段のものを
作ることにした。とりあえず、
ひとつだけ作るのは大変なので、
12個まとめて作る。

この棚の特徴は、全体が斜めに
なっていること。そして、楽譜を
満載すると相当な重量になるので、
走らにいちいち溝を掘って、
棚板を保持していることである。

その溝を掘る作業は、物凄く
手間がかかる。
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ルーターで溝を掘った後、バリを
とるのが、これまた大変!
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棚板が5枚に増えることで、
掘る溝も増えてしまった。
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棚板も、ただ単に切るだけではダメ!

手触りが良いように、全体にヤスリ
掛けをする作業が結構な手間。
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コレは現行品、電子ピアノでの使用例
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ヤマハW106B 外装磨き

蓋を外して、蓋の表面を塗り直し
た、ヤマハW106B、、、
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今日は、外装を磨いて、
ペダルも分解してキレイにした。
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この時期のペダルは、底板を
外さなくても分解出来る。
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バフ、で磨く、、、
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ペダル窓のフェルト、クロスは
貼り替える。厚手のクロスは、
元通りのオリーブが無く、
緑色に、、、
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ペダル窓のフェルトから貼っていく。
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完成、、、
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既に塗り直した鍵盤蓋を入れる。
元のポリエステル塗装ではなく
カシューなので、木目の見え方が
違う。カシューの方が木目が
美しく引き立つ、、
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何となく、サッパリ!
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人気の木目「ネコ脚」ピアノ、

お問合せ、お申込みは「今スグ!」
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ピアノ型名刺入れ「ニャー」を縫う

次の名刺入れは、緑、で。
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へさべさに、ニャンコを
入れてみることにした。

毛のついた子牛の革「ハラコ」を
合わせてみた。
牛の毛なので、ゴワゴワしてる
感じだが、とりあえずこれで!
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周囲を縫って、
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サファイア(?)の目を入れる、、
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顔の部分には、ウレタンの
芯材を入れてあり、
鼻筋に少し厚みを持たせて、
触ると鼻筋がわかるように
なっている。

ものすごく手間がかかる、、
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あとは、いつもと同じように
本体を縫う、、
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今までいくつかハラコで
作ってきたけど、
今回は何故か、毛の
ゴワゴワ感が気になった、、

やっぱり、牛の毛は、
ちょっと太いのかなぁ、
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縫いあがり、、
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中は「調律カーヴ」をデザイン!
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裏にも「調律カーヴ」!
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可愛いけどゴッツイ、
手作りの本革製品特有の
味わい深い存在感、、、
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ピアノ名刺入れ「黒」を縫う

既に世界中で30人以上の方が
愛用中、の、

ピアノデザイン、名刺入れ

今回のは、本体色:黒
輪郭は、ヤマハやスタインウェイ
などの丸っこいではなく
ベーゼンドルファーのような
角張ったデザインにした。
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糸は、薄ピンクで!
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手縫い?、!、とビックリする
人がいるけど、実は、革工芸は
型取りや、
芯材貼りなど退屈な作業が多く、

縫う作業は全体の1/4くらい、、、
革ものづくりの作業の中で、
楽しみな部分である、、、
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縫い終わって、コバを磨き、、
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全体にレザーフィックスを
軽く塗ってツヤを出したら完成。
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フタを開けると「調律カーヴ」
理想的な調律結果を測定して
グラフにするとこんな曲線になる。
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裏ポケットも「調律カーヴ」!
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知る人ぞ知る、、
知らない人は知らない、

ベーゼンドルファーなどの
角張った輪郭のピアノをデザイン!
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ピアノ名刺入れ「黄茶」を縫う

ピアノ型名刺入れ

ピアノ関係者専用名刺入れ

今回は本体が黄茶
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内張は山羊スエード焦茶
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本体が大体付いたところ
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糸は、銀色っぽく見える白で
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チマチマ縫う、、、
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完成
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名刺入れ部分は、
調律師だけが知る曲線
「調律カーヴ」をデザイン
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裏面ポケットにも調律カーヴ
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小さなキズを発見!
2割引で販売することにした、、、
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先日作ったスピーカーで
矢野顕子なぞ流しながら
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ピアノ関係者用名刺入れを縫う

既に世界中で30人以上の方が
愛用している、ピアノ関係者用
本革手縫い名刺入れ、、、

今回は本体青にピンクの糸、
ベージュの内張で作ってみた。
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絞りで型を作った本体にマグネット
をつけたところ。
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ベージュの内張を貼って、
全てが組み立てられたら、
ピンク色の糸で縫う。
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青い革にピンク色は、
結構合うかもしれない。
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出来上がり、調律カーヴを
採り入れた粋なデザイン!
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この色使い、気に入ってくれる
人がいるだろうか?
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ピアノ関係者用名刺入れは、
当方のオリジナル革製品です。
基本的に注文製作ですが、
ネットショップBASEでも
好評販売中です。

開心堂 https://gsfr3.app.goo.gl/rc1g9x #BASEec

ピアノ関係者専用楽譜鞄を作る その10

肩ベルトの作成。
幅50ミリにするために、
62ミリで切ってへりを5ミリ
ずつ返し折りして貼る。
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更に床革で裏張りをして厚みを
持たせて、裏革に肌触りの良い
鹿革を貼る。
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3本線の縫い目を入れて、
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本体にカシメで止めた後、
更に補強の縫い目を入れる。
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完成して、リードオルガンと
記念撮影。
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深夜のため、画像が暗い、、、
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明るいところで見ると
こんな感じ、、、
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製作時間48時間、、
出来栄えは82点くらいだけど、
本革のホンモノ感はハンパないっす!

鹿革を使った肩ベルトは、
使い始めからいきなり馴染む感じで
贅沢感満点!!

ピアノ関係者専用楽譜鞄を作る その9

前胴とマチを縫う。
マチの幅は最終的に60ミリにした。
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平面を縫い合わせて立体にするのは
革特有の技法だが、上手く合わせる
のは非常に難しい。
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前胴とマチが付いた状態。
内張は山羊の黒スエードが全体に
貼ってあるので、高級感200点満点!
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背胴を縫い合わせたところ。
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左からA4判、
全音判(一般的な楽譜サイズ)
コルトー版のショパン判
これらのサイズ全てに対応している。
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ピアノ関係者専用楽譜鞄を作る その8

ベルトの角カンが入る所は、
カシメで止める。青に金色が映える!
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本体マチと3本ラインで縫い合わせ、
角カンの当たるところにも補強を
兼ねて1本縫い目を入れる。
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手縫いの作業は、30センチ
縫うのに1時間くらいかかる。
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なぜ3本線かというと、
ピアノの弦が1音につき
3本ずつ張ってあるからです。
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硬めの厚めの芯材を入れてあるので
カタチもしっかり!
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ピアノ関係者専用楽譜鞄を作る その7

背胴には補強を兼ねて、A4書類
サイズのポケットを付けてみた。
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ポケットにも、背胴にも芯材を
入れてあるので、物凄い強固感!
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背胴に黒スエードで裏革を貼り、
フタと縫い合わせる。
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改めて楽譜をあててみて、サイズを
確認したら、楽譜を満載した時に
フタが閉まらないことが発覚!

急遽、背胴の下部に20ミリ継ぎ足す。
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ピアノ関係者専用楽譜鞄を作る その6

今回の鞄は、フタ(かぶせ)の
部分にワニ型押しの牛革を使用。
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いわゆる「ワニ革」ではなく、
牛革にワニの模様を型押ししたもの。
みんながワニ革だと思ってる
バッグのほとんどがこの手のもの、、
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見栄えの良い方向、部分を選んで
型取りした。
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フタになると、こんな感じ、、、
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ポケットにかぶさると、こんな感じ、、
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フタの手前の部分に芯材を貼る。
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裏革に黒スエードを貼ったら
周囲を縫う、、、
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縫い終わり、、、
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ピアノ関係者専用楽譜鞄を作る その5

重い楽譜を満載しても良いように
補強とデザイン性を考慮して、
肩ベルトがぐるっと底を回る
設計にした。

まず、ベルトの中に床革で芯材を
入れて貼る。
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床革はへりを漉いて、角の部分は
切って三分割で貼る
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ベルトのへりを貼ったら、
まず真ん中に縫い目を入れて、
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そのあと両側に縫い目を入れる。
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角の部分は縫わずに、
直角に折り曲げた状態で
3面に3本ラインを
縫っていく、、、


ピアノ関係者専用楽譜鞄を作る その4

前胴にポケットを縫い付けたら
蓋の止め金具を付けて、裏に金具を
隠す革を貼り、金具の周囲に
アップライトピアノのハンマーの
形にステッチを入れる。
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ファスナー部分を最初に縫って、
それから周囲を縫う。
後から思いついたペン差しも
付けてみた。
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今回の鞄は、重い楽譜を満載しても
良いように、厚手の芯材を入れる。
ボンテックスの特厚のものを貼った。
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ポケットは、端を脇に回り込ませる
ことでファスナー全開が可能になり、
領収書サイズがすんなり入るように
なった。
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前胴上辺には革を当てて縫った。
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現在進行形の作業現場の図
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ピアノ関係者専用楽譜鞄を作る その3

前胴ポケットの製作

まずはカットした革の裏面に
ボンテックスという芯材を貼る
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更に裏革として山羊の黒スエードを
貼る。表革より3ミリほど小さく
切ったもので、縫い合わせた時に
縫い目にかからないようにする。
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上辺は「へり返し」する。
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目打ちで印をつけ菱キリでひとつずつ
穴を開けていく。
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青い革に水色の糸、、
売ってなさそうな色使いで
素敵な鞄になりそう!
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ポケット前面に、マチを縫い付ける。
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更にファスナーを縫い付ける。
こちらのポケットには、
隣のスマホ用ポケットのラインが
伸びてグランドピアノの譜面台の
カーヴを描くラインを飾りに
縫い込んだ。
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前胴にポケットを縫い付ける。
革特有の性質で、角の部分は、
革を伸ばして合わせながら縫う。
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ピアノ関係者専用楽譜鞄を作る その2

革鞄をカタチにするには
まずは設計図、、

そしてそこから「型紙」を
作っていく。

暗中模索、五里霧中の中、
先に前胴のポケットを作る
ことからスタート!
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スマホが入る部分は普通にポケット
領収書が入る部分はファスナー式に
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ポケットの革と芯材を並べて
考えたり迷ったり、、、
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迷いながらも走り出した。

ポケットの前面の周囲を漉いて
芯材を貼って、周囲にマチを縫う。
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イメージが掴めないので、
カレンダーの紙で原寸大の
模型を作ってみた。 

本体には楽譜がピッタリ入れば良い。

何センチ分入れるか、迷って、
とりあえず70ミリで、、
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蓋のデザインは、もちろん
グランドピアノ!
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製作1日目は、半分くらいが
悩んだり迷ったり困ったり
しながら、紙で原寸大模型に
何度も触れて、、、

とにかくポケットを
縫ってカタチにしたい

革で何かを作る時、
時間を忘れて夢中になれる。
正月、元旦、、

作業は深夜まで続いた、、





ピアノ関係者専用楽譜鞄を作る その1

きっかけは、調律師仲間から
カタログと領収書とスマホが入る
鞄作って!、という一言から、、、

ピアノ調律師は「工具鞄」は人それぞれ
様々な鞄を持っているが、できれば
それとは別にカタログなどの書類と
領収書、見積書などが入る鞄があると
便利かなぁ、と、私自身も思っていた。

が、デザインも何もかも漠然とした中で
「ハイ!できました!」と出来るわけもなく
とりあえず適当に何でもいいから作れば
それを気に入ってくれる、筈もない。

そこでまず「試作品」を作ることにした。
とりあえず「カタチ」にしてみて、
それを元に「ここはこうしたい」などと
意見を盛り込んで、それから依頼されて
作れば良いのである。

とにかく、具体的なものがないと
何も始まらない、

ということで、まずはラフスケッチ!
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縦型、横型2つの案。
かぶせ(ふた)用の革はだいぶ前から
ワニ型押しの牛革と決めて買ってある。
今回、本体も濃いめの青、にして、
糸は水色、でやってみよう!と決意して
なかなか買ったことがない牛革の「半裁」を
浅草橋で買ってきた。

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サイドテーブル「台五郎」

いわゆる「サイドテーブル」
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我が家担当の保険屋さん
が、会社で使う机の上に
カバンを置くと邪魔だし、

かといって「地べた」に
置いておくのもなんだか
嫌だし、、机のとなりに
カバンが置けるくらいの
台があったらなぁ、と
言われて作ってみたのが
この、折りたたみ式の

サイドテーブル「台五郎」

昔「図工が得意」だったので
ヒノキ集成材を使って、
きっちりシッカリ作って
しまった、、、
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作ってみて分かったことは、
会社の事務机の補助台と
しては、こういう折りたたみ式
は必要ないので不向き、
ということ。
折りたたみ時に、脚と脚が
ハサミのようになり
指を挟んでしまう危険性も
あるので、誰が使っても
絶対安全、という保証はない。

ふと、、

ピアノのそばに置いてみた。
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高さは55、60、65センチ。
に出来るので、ピアノに
座った時に、傍らに
コイツが有ると至極便利!

そういれば、ホロヴィッツの
自宅のピアノの傍らにも、
楽譜をパサっと置ける
台があった。

ピアノ弾きはみんな手先が
器用とは限らないので、
折りたたみ時に指を挟んで
しまっては困るが、

こういう「台」が、ピアノ
に座った傍らにあると、
すんごくイイ!

ということは、
実感して、わかった、、

これからの展開に乞うご期待!

中国音楽コンクールに出場!

PTNAみたいなコンクール
をやめさせたい会、の、
〜会長の私が

中国音楽コンクールに参加、
桑桐作曲「友情」を
傲然と弾ききった。
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弾いた曲はコレです、、、



-

PTNAみたいに同じ曲を
何十人も弾いて競技する
コンクールではなく、
各々が好きな曲を弾いて
集まる系の、コンクール。

ピアノに限らず、
勝ち負けを決めるもので
なければ、コンクールや
発表会は練習する目標に
なるので、時々そういう
機会があった方がやり甲斐
あると思う。

幼稚園の時、高速神戸駅
近くの神戸市立婦人会館で、
ピアノ発表会に出たので
40年以上の時を隔てて
再び神戸でピアノを弾いた。
当時はピアノが大嫌いで
ピアノの先生が家に来るのを
見計らって外に遊びに行き
時間が過ぎてから帰って
「今日ピアノの日だったん?」
などという真面目な子供だった
ピアノやってるのは
女の子ばかりなので
発表会では1人だけ男の子、
そんな世界が嫌ですぐに
やめてしまった、、、

-

神戸は私が育った街、、
後ろが山で、前が海、
地面が真っ平らでなく
ナナメになっているのが
神戸の当たり前、、、
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この日の朝は、元町駅前の
上島珈琲店でモーニング
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元町駅前
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ガード下には、長い長い
狭い商店街がある。
開店前なので全部
しまっていた。
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昼間は全部やってる。
三ノ宮から元町、神戸の
あたりまで、国鉄の高架下
に作られ、何十年も経つ
商店街、、、

小さな店が無数に並んで
いて、ダラダラ歩くのに
ちょうどいい、、、
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前橋の20年以上
シャッター閉じたままの
商店街とは、違うなぁ、
と思う、、、

-

ちなみに、コンクールの結果は
「銅賞」でした、、、

-

ところで、最初に書いた通り、
私は、所謂「ピティナ的」な
コンクールが無くなれば良いなぁと
思っています。

PTNAとガッツリ連携して
ピアノ調律の仕事を
増やしたい!と思う調律師
はPTNAの活動内容には
触れずにとにかくピアノ
弾く人が増えて調律が
増えればいいとだけ
思ってるのかもしれませんが
私は「ピティナのお辞儀」
を見た時から、バカバカしい
なぁと悟り、ああいう組織、
活動はだんだん撲滅させて
行かなきゃなぁ、と
つくづく思っている次第です。

PTNA的なピアノの使い方
ではなく、弾いて楽しい
一生付き合えるピアノとは
どういうものか、を
みんなもっと真剣に
考えて欲しいなぁ、と
ふと、思うのです。

-

PTNAみたいなコンクールを
やめさせたい会、、

は、現在会員数1.000人、
日本全国で鋭意活動中です!

私、渡邉祐治が会長を務める
「JASRACは違憲ぢゃね?の会」
と姉妹団体です、、、

現場で修理&整音

現場物語、、、
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フレンジコード交換、
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ハンマー整音、整形、
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その他調整を、

現場で、その場で、
そこでなんとかする物語。
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思いがけず
弾き心地の良い、
「いい音」の
ピアノになってしまった。

-

コレは、私の得意な
修理なので、
他所より速くて安い、?

のが難点でもある、、、

グランドピアノ弦交換、、その6

弦交換物語、
第6章「ひかりのどけき」

午前中、低音弦を
張り終わり、
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午後は、いのちの
ダンパー装着、、
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ピアノという楽器は、
弦を止める役目の
ダンパーという部品が
非常に重要、、、
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修理の際は、
ダンパーフェルトを
弦に置いて、そこに
ダンパーウッドを乗せるように接着
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とりあえず今日で
ピアノのカタチに戻るが、
物語は、これから、、、

誰が弾いても、
ちゃんとフツーに鳴る
ようにするには、
「調律」とか「整調」
とか「整音」を繰り返して
理想の髪型に徐々に
近づけていく、、、

次回、最終回
「唐紅に水くくる永遠の夢」
に、ご期待下さい!

グランドピアノ弦交換、、その5

弦交換物語
第5章「悔恨の邂逅」

磨いたアグラッフエを
本体に戻す、、
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次高音と中音張弦で
1日が終わってしまった。
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明日は低音弦を張って
ダンパー装着ストーリー
ダンパーのアタマを磨いておく
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抗い難き哀しい宿命の
メロディが滔々と
天に流る、、、

逐電の逃避行、
泪の第6章
「牧 潜太郎の咆哮」
に、ご期待下さい、、

グランドピアノ弦交換、その4

弦交換物語、
第4章「裏切りの街角」

アグラフを外して磨き、
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ペダルを分解して磨き、
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ペダル突上棒を磨き
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金具を外して切磋琢磨、
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「ついでにキレイに
       しときますよ、、」

と預かったものだが、
結構手間がかかるもので、
にんともかんとも、
    ニンニンでござるよ、、

これらの箇所は、
別に磨いたりしなくても
ピアノの音には
「全然関係ない」のだが、

ピアノに限らず
楽器といふものは、
「気分」で弾くものなので、

色んなところが
磨かれてあると、
ピアノの前に座った
とき、気分が良い。

大きな修理の時には
なるべく分解して
磨いた方がいいのだ、、

という、
私自身の勝手な解釈、
判断によるものである。

今回は、ダンパーフェルトも
交換物語、、
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こんな時でないとバラせない
ダンパーレバーも分解して調整
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ダンパーは、ぜえんぶ
外すと、そのあとまた付けて
調整するのが大仕事、、

次回、第5章「悔恨の邂逅」
に、ご期待下さい、、、!

名器、エレピアン、とは?

泪の響きが出せる
唯一無二の鍵盤楽器
「エレピアン」の調整
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接近、カラとり、
バックストップ、
発音強弱がちゃんと
調整出来るのが
昨今の高級電子ピアノと
違うところ、、、
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低音が一箇所、
2倍音が強くて基音が
弱いなぁと思って
色々ネジ回してみたら、
何と!  ちゃんと
基音の方が強くなり、
どっしりした低音が
出てきた!



一箇所だけ強く
鳴りすぎる!
というのも、
調整ネジを回すと
弱くなっていく、、

多分、こんなことしてる
ピアノ調律師は、
オレだけかもしれない。

日本国民全員が
レイワ高麗人参の
話題で餅切りの夜に、、

エレピアンを引取る、

◯タインウェイさえも
成し得なかった、
「滲泪」の音色を
出せる唯一の鍵盤楽器

名器「エレピアン」

をもう一台「入手」
することに、、、
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コロムビアのエレピアン
は「弾かない、要らない」
扱いで、日本中に
何千台も眠っている、、

どこの楽器店でも
ピアノの販売の下取り
で引き取ったものの
処分に困って店の裏に
雨ざらしにして風化
させているエレピアンが
何台もあると思う。
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誰も欲しくないハズの
エレピアンを「入手」
するなんて、同業者に
笑われてしまいそうだが、

この楽器の「音色」で、
必ずや「何か」を創出
してみたい!

泪のエフェクト「トレモロ」!
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香港のピアノ屋、楽譜屋そして、レゴ街!

私はピアノ調律師なので、
外国の街を歩く場合、
とりあえずピアノ屋を訪ねてみる。

ココは、宿のあるビルから
数百メートルだったのと、
非常に大きな店だったため、
すぐにわかった。

店の前に着いて驚いたのは、
車がギチギチに停めてあって、
それぞれの隙間がマジで5センチ
くらいしか無かったため、

どっから店の入口にたどり着けば
良いのか、ちょっとアセった物語。
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ヤマハの特約店でもあり、
スタインウェイの特約店でもあるらしい。
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いろんなピアノ、30分くらい自由に弾かせてもらって
最後にお店の人に自分の修復楽器のCDをプレゼントした。

奥にはカギの掛かったスタインウェイの売り場も
あったが、このピアノなども良い感じで、わざわざ
さらに高級なものを求める必要もないくらいだった。
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楽譜屋さんはこのビルの隙間が入口になっていて
エレベーターで8階へ。

やってないみたいな店内に入ると、
短パンTシャツ角刈り小太りの30位の
青年が店の電気を付けてくれた。

お目当ての中国のピアノ曲の楽譜は
少なかったが、クラシックを中心に
物凄い品揃えの楽譜屋だった。

初級レベルの中国民謡ピアノ曲集を買った。
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暮れなずむ香港の街を何となくさまよう、、
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このビルの2階!

レゴの王国だった!
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秋葉原のラジオ会館のように、
レンタルで出店するスペースがあった。
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日本では見かけない本格レゴが沢山!
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レゴ人形だけの専門店もある。
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コロンス島の ピアノ博物館

コロンス島といえば、ピアノ
ピアノといえばコロンス島、

中国人は、なぜかそう思ってる

そのコロンス島にある、ピアノ博物館
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中には、がっかりするほど貴重なピアノが、
全部で、何十台あるのだろう?

もちろんどれも触ってはダメだし、
古いピアノは音が違うね、と
体感できる設備も、発想もない。
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博森多福、ボーセンドゥオフー、みたいな発音。
日本人がべえぜんどるふぁあ、と呼んでるのよりは
原音に近いと思う。
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その数、ハンパないっすよ、、、
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バレルピアノもあった、、、
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さらに、別棟も!
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とにかく、見るだけ!
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このちっちゃなミニピアノは、日本製
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古いピアノの取っ手だけ陳列してある
棚があった。

つまり、全部解体、分解して、
記念に側板の取っ手だけ残した
のが、こんなに沢山!、てこと。
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ここ、ピアノ博物館でも、私が直したピアノ、オルガンで
録音したCDを服務員さんに渡し、館長さん、皆んなで
聴いてください、と伝えた。

楽器に触れないのは致し方ないとしても、
現代ピアノとは響きの違う古い楽器の
音をCDにして、お土産に売ってはどうですか?

と。


ピアノ好き!専用名刺入れ

現在の在庫品
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黒、白、赤、の基本的ピアノカラー
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赤、赤、赤、の燃えて萌えてるヒト用
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本体の色見本、糸の組合せ
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裏革の色見本
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楽譜通りのインヴェンション

ハンス・カン の

バッハ インヴェンション

ピアノを学習する人が
ほぼ全員弾くような名曲
にも関わらず、録音は
非常に少なく、曲として
聴いて楽しむことは
なかなか難しい。

一番の名盤、名録音は
紛れもなくグレングールド
の一枚で、聴いた人は
「なんじゃこりゃ?」
と、戸惑うばかりかも
しれないが、とにかく
グレングールドの録音は
ついつい繰り返し聴かざる
を得ない魅力がある。

録音されたインヴェンション
を一番聴いていないのは
もしかしたら、ピアノの
先生かもしれない。

コレだけ音源が溢れて
いる時代なので、こういう
録音ももっとレッスンの
現場で聴かれても良いのに
と思う。

様々な解釈、楽器の選択、
バッハの作品は全てにおいて
「自由」である。楽譜に
何にも指示されていないから
である。

そんなバッハの楽譜の
原典版(書かれたままを
そのままコピーしたもの)
に最も忠実に弾いている
と思われるのが、この
ハンス・カンの録音。

忠実に、と言っても、
ハンス・カンも人間、
芸術家なので、多少は
表現のために所々工夫
している。

特に、シンフォニアの
5番などは、バッハの
全作品の中でもベスト10
に入れるべき名曲だが、
楽譜から何の手掛かりも
ないまま曲を弾くのは
非常に困難かもしれない。

楽譜通り「キチンと」
弾いてあると、聴いてて
退屈してしまうかも
しれない。そんな時は
グレングールドを、、!

ピアノ学習者は、練習
ばかりしていて、どんな
ピアニストがいて、
どんな感じで弾いてるのか
全然気にしてない人が
いるけど、、、、

やっぱり、誰かがやってる
のを聴いたり見たりして
参考にした方が良いこと
もあると思う。

因みに、ハンス・カンは
自宅に沢山歴史的名器を
所有しているそうで、
その実際の体験がこの
インヴェンションにも
生かされていると思う。

ピアノは
ベーゼンドルファー
インペリアル 使用

と帯に書いてある。
IMG_6572

チューニングレバーケースソフトタイプ

チューニングレバー
ソフトケース2種
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しんなりした革で作ってみた
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