調律師「開心堂」(才気堂)

「才気堂」から、2018年、心機一転、「開心堂」に名前変えようとしたのですが、結局両方使っています。開心、とは、私の好きな中国語で「思いっきり楽しむ」という意味です。英語の「Enjoy」のような言葉ですが、日本語には、対応する訳語がありません。日本人は「思いっきり楽しむ」のが苦手なのです。ピアノを始めとして、すべての楽器が、勉強する苦痛の種、ではなく、楽しむための道具、になりますように。

オルガン修理法

1924年製ヤマハ11 ストップオルガン修理物語その6

再塗装をするためには、
古い塗膜を全部剥がす
必要がある。

剥離剤でもなかなか
剥がれないので、
今回の塗装は、
辛く虚しい作業になりそう、、

ちょっと塗って
擦ったくらいでは、
全然剥がれない、、
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ドバッと垂らしてみた
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何となく剥がれてきた、、、
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このオルガンは、
部品点数もメチャ多いので、
出口の見えない長い長い
トンネルをトホホで
トボトボ歩くことになりそう、、




Farrand&Votey ReedOrgan 1891 調整その2

製造番号26193
5003

リードオルガンアトラスによると
デトロイトでほんの数十年だけ
作っていたメーカーで、
創意工夫、特許も多く、
堅牢で高級なオルガンを
作っていた、、、
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アクションのみを預かり、
分解掃除、、
5003

鍵盤土台が割れていたので接着
5003

カプラーは、前に直した(?)ヒトが
テキトーに釘で止めていたため
正常に機能しなくなっていた。
5003

仕方ないので、釘を数カ所
ネジに交換して、しっかり
動くようにした。

本来なら、ヒンジとして
ラバークロスで貼るものである。
5003

リードを全部外して、
リベットを打ち直す。
黄味が強いのは、銅の
割合が多い真鍮だから。
5003
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白鍵の剥がれたところは、
こうして貼り直す。
5003

風袋のほころびを
柔らかい革でふさぐ。

風袋は、張り替えるのが
一番良いのだが、
とりあえずこうしてふさぐだけでも
ちょっと空気もちが良くなる。
ただしこの方法は、効果が
長続きせず、またここから
剥がれて漏れたりする。
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調整、調律完了。
3月22日、私も参加して
ここで演奏会開催予定。
5003

調整後の動画、「ひき潮」



Farrand&Votey ReedOrgan 1891 調整その1

上尾市、聖学院教会にある
Farrand&Votey リードオルガン

製造番号26193 推定1891年製

20年くらい前に、教会の
名物にしようと購入されたらしい。
が、1度演奏会をしただけで
あとはそのまま、楽器として
使われることなく時間が過ぎて
いったという、、

今回、このオルガンを楽器として
弾けるように復活させて、
教会の行事などで使っていきたい、
という依頼で、予め検品した結果、
風袋は何とか使えそうなので、
分解掃除と調律をすることにした。
5003

鍵盤の上全体がパカッと開くのが
このメーカーの特徴
5003

裏側。奥行きは意外にスリム。
5003

デトロイトでほんの数十年だけ
花開いたリードオルガンの
メーカー、、
各部の作りはよく出来ていて、
かなりの高級品だったと思われる。
5003
5003

1891当時では、超ハイテク素材
だったはずの「セルロイド」

129年の時を経て、剥がれたり
しているものの、一枚も割れていない
反ったところは貼り直す。
5003

ずっと回らなかった
Vox Humana、
プロペラが剥がれて
引っかかるので回らない。
貼り直せば回ると思う。
5003

倒して、風袋の状態を検査。
小さなほころびがあるので
若干空気漏れがある。
本来の素材「ラバークロス」
ではなくテント用のビニール
みたいなものが使われているため
早く寿命がきてしまっている。
5003

ペダルの位置が低いために
これまでずっと、
「弾きにくいオルガン」として
敬遠されてきたらしい。
ペダルの高さを上げようと
見てみたら、何と、ペダルのヒモを
調節出来る機能が付いていた!
5003

大袋、小袋ともに、折り目に
ほころびがある。
5003

1924年製ヤマハ11ストップ リードオルガン修理物語 その4

響板まで外したところ
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スエルのロッドは、アルミで
手作りされていた!

これも同型機種から部品を
取って使う、、、
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風袋を外したところ
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所々に残る「元の色」
鮮烈な赤!
5003

ペダルの蝶番は、ドア用の
デカいものに換えられていた。
本来の構造に戻す必要がある。
5003

リードオルガンの修理で
最も大変なのが「分解」である。

ねじ頭が潰れていたり、
サビが酷すぎてどんなに
力を入れてもウンともスンとも
言わない強固なネジ、、、

それでも力を入れて回そうと
するとドライバーが欠けてしまう。
5003

同型機種のペダル二種、
木の欠けの少ない方を使う。
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側板を外したところ。
この機種は、装飾が多い、、
5003

再塗装するためには、
外せるところはことごとく
分解する。
5003

ここまでバラバラに、、、
5003

1924年製 ヤマハ11ストップ リードオルガン修理物語 その3

今回、このオルガンを直すために
IMG_1135

このオルガンを解体して
部品を幾つか流用する
IMG_1131

ペダルに付けられた鉄のプレートも
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こちらの方が摩耗が少ないので
コレを使う。
IMG_1189

何もかも寄せ集めるのではなく、
あくまでも本体は活かす。
小学校に置かれていたという
オルガンなので、側板の角が
丸く削れているが(左側)
右の、減りの少ない方に交換せず
あくまで本体は左側からなるべく
使う、、、
IMG_1182

解体しているとあらわれる
「元の塗色」、
鮮やかな赤いオルガン!
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お客様からの依頼で元々無かった
燭台を付けることになった。
同時代の似た機種のデザインを
コピーして作る。
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燭台は、3つの部品からなる
高級仕様!

知り合いの調律師から
木工旋盤を借りてきた。
IMG_1207

柱に付いていた筈の丸い飾り、
8個必要なのに3個しかない。

コレも木工旋盤で作り直す。
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1924年製 ヤマハ11ストップ リードオルガン修理物語 その2

製造番号211299
推定1928年製 
このオルガンを解体して、
今回修理の177211に使う。

まずは、明るいところで
よく見てみた。
IMG_4056

このオルガンは、本来は、赤いオルガンである。
雑巾で濡らしてみると、小豆色に光って見えた。
(下の丸柱だけは濡らしていない、違いがわかる)
IMG_4057

丸柱も拭いて全体を濡らしてみたところ、
IMG_4070
IMG_4069

屋内に入れていよいよ解体しようと
思いつつ、なかなかできない場面、、、
面倒なのと、よくよく考えないと、と 
思うのとで、逡巡躊躇する。

古い楽器の修理は、かふいふ「座視」してる
時間がとっても長い、、、
IMG_4100

直すべき楽器、、、

2つある膝ペダルの左側が
欠損している、
IMG_4104

1924年製 ヤマハ11ストップ リードオルガン修理物語 その1

2020年1月18日、長野より預りの
ヤマハ11ストップ リードオルガン

製造番号は177211 推定1923年製
関東大震災の頃である。

最期は小学校で使われていたものを
廃棄されると聞き、引き取った
ものだという。

直るものなら直して、美術館に寄贈して
多くの人々に弾いてもらいたい、という
依頼である。

現状:
・鍵盤蓋が無くなっている
・風袋空気漏れ、演奏不可能
・装飾各部に欠損あり
・白鍵のみ貼り替え跡あり

鍵盤蓋が無い状態、、、
新しく作るか、似た機種から流用するか、
IMG_4016

白鍵のみ貼り替え跡あり。妙に真っ白なのが
気になる人もいるかもしれないが、
これはこれで悪くは無いと思う。
IMG_4018

無くなっている装飾
IMG_4017

接着が剥がれた部品を現代のプラスネジで
堂々とネジ止めした箇所。目立つので、
接着はきちんとやり直して穴を塞ぐか、
あるいは似た機種からこの部分を流用する。
IMG_4032
IMG_4026

鍵穴の金具は欠損して、
鍵穴の下部に何か金具をつけて
外した跡がある、
IMG_4031

陽が当たってない部分に残る
このオルガンの元の色。

赤みの強い小豆色、
IMG_4020


なんと!、ほぼ同じ機種を廃棄用として持っていた。
製造番号214299 今回修理予定の機種とほぼ同じ。
おそらく1928年頃のもの。見た目はキレイだが
内部の痛みは激しく、修復困難な一台で、
解体も大変なのでどうにも出来ず困っていたが、
役に立つ時が来た。このオルガンの蓋や、
その他の部品を流用して、今回修理のオルガンに
使うことにした。
IMG_4054

1894年製 Chicago Cottage Organ ペダルひも修理

1894年製
Chicago Cottage Organ 社製
リードオルガン 

これまでに
風袋張替え、棚板再製作、
をして何とか弾けるように
したものの、ペダルひもが
切れてしまい演奏不可能に
なってしまった、、
IMG_0818

ペダルが片方下がったままに
なるのは、ペダルひもが切れて
いるからである。
IMG_0819

切れているのは左側の
ひもだが、今回は、左右とも
新しく付け替える。
IMG_0820

分解すると分かること、、

このオルガンは、古びて
焦げ茶色に見えるが、元々
赤い色をしたオルガンだった。
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分解の難しいオルガンは、
寝かせて手術する。

人間と同じように、、、
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元々のひも(1番右、126年前?)に
重ねて後から別のひもがつけられて
左側は重ねた二枚が1度に切れて
しまった。
IMG_0826

ペダルの部分だけ外す、、
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126年生きてる間には、
語り尽くせない色んなことが
あった、、、何度か修理された
跡を見て、昔日に思いを馳せる、、
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作業していると、ペダルの
左の板が割れていることが発覚!

それも再接着した。

古い楽器を直し始めると、
あっちも、こっちも、気になる
ところを直すことになる、、、
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ペダルひもの留め具も新製して
スッキリ!サッパリ!
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このオルガンは北米特有の
高いピッチで、元々は452Hz
あたりだったようですが、
全体に少し下がっていたので、

昨年12月の演奏会で使用の前に
急遽443〜444Hz前後に
ザッと合わせました。

こうすることで、
現代で生きることが
出来るのです。

フランシスレイと袋張り

オルガンの袋張り

大袋は張ってから切るという
大雑把で大胆でしかも的確な
方法で。

フランシスレイの映画音楽
のレコード、

「栗色のマドレー」を繰り返し
聴いて耳コピ中、、、

その次の
「うたかたの恋」は、
何度聴いても
「犬神家の一族」の
テーマ曲にソックリ!

ちなみに、

犬神家よりもうたかたの恋
の方が先に作られている。
-
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サービスで行う塗装、、

オルガンの修理で最も手間ひま
のかかるのが塗装である。

外装は美しい木目の木で
出来ているので塗り直すと
それはそれは綺麗に蘇る。

が、しかし、

最も費用に差が出るのも
塗装を行うか否か、による。

今回預かりのオルガンは、
陽に焼けて塗装がかなり
剥げてしまったもので

製造より50年近く経っているので
中身の消耗部品をことごとく
修理する。

塗装は、しなくていい、、
ということで受けた修理だが、

塗装しなくても良い、という
場合でも、できるだけ手間を
かけずに、時間をかけずに、
何となく小綺麗になるように
工程を省略した塗装を行う。

50年に一度の修理を終えた
オルガンが戻ってきた時、
見た目もちょっと綺麗になって
いた方が
「あぁ、修理して良かったなぁ」
と思われるから。

しかし、ところがどっこい!

簡単に、ざっと、ほどほどに
小綺麗にする、というのは
実は至難の技である。

省略しても綺麗に出来るのなら
ちゃんと手間ひまかける塗装
など必要ない。

とりあえず、塗装の剥げた所は
素地まで研いで着色から
やり直し、そうでない無事な
箇所は汚れを落として中塗りから
やり直す。

塗装、は、木の地肌が見えて
いる所からやり直すのは、
実は、ものすごく大変、だけど

コレは必要なサービス。

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5号オルガン、、、

今も多くが教会などで使われている
ヤマハの11ストップオルガン、
通称「5号オルガン」

毎週礼拝で使っているというものを
とりあえず預かってきた。

日向に置いてあったので、塗装が
しっかり剥げて地肌があらわれてる。

鍵盤もペロンペロンに剥がれて
Dancing baby!

韓国の生きたイカの料理を
彷彿とさせる(u_u)

鍵盤だけ貼り替えたいようだったけど、
40年以上経った本体は、風袋も
ほころんで、調律もゴキゲンに狂って
とにかく全体的に色々直す必要がある。

この機種は、大きくて面倒だけど、今も
物凄い数が日本中で使われているので
何とかしなきゃならないんす。

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牛革に模様を打って作るペダル

ベビーオルガンのペダルは
牛革を張り、竪琴模様を入れる。

耐久性を考えて、厚さ4ミリの
厚手の革をつかう。
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-
まず、革を湿らせて、模様を
写す。
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-
輪郭を切っていく。
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模様が浮き出るように
輪郭を打っていく。
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-
左が輪郭を浮き出たせたもの。
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完成図。
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ベビーオルガンの塗装1

目止め、着色、セラックニス、

までが下地。

今夜はカシューを刷毛で塗る。

オルガンの塗装は本来セラックニス
かラッカーだが、このオルガンは
強くて美しいカシューで塗る。

1回目の刷毛塗りは、捨て塗り
と言って、乾いたら殆ど研いで
しまう。

そうすることで、平滑な面が出来る。

それにしても、ホンモノの桜材は
塗装することで、いよいよ美しい
木目が浮き出てくる!
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ベビーオルガンの風袋、響板

風袋張りが完了。
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バラバラ、バキバキだった
響板も再構築完了。
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響板裏もキレイになり、
ピンを打って、スプリング
ハズカム!
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多分。よく鳴るベビーオルガン

長年の徒労と経験から、多分、
物凄くよく鳴るベビーオルガン
を貸し出し用に完全修復中。

響板はことごとく剥がれて、
リードの収まる部分も接着が
「ぱかっ」と剥がれてしまう、

側板も、裏板も、はぎ合わせが
徹底的に剥がれていたものを
貼り直した。

響板の割れは、木を埋めて
一枚の板に仕立て直す。

このタイプのオルガンは
メチャメチャよく響く。

小さな部屋ではうるさいくらいに
床にも天井にも響きわたり、

千人規模のホールで鳴らせば
全員泣くくらい感動的に響く。

貸し出し用の専用箱も作って、
一流アーチストに使ってもらう!
というのが、今年の夢。

多分、年末頃には、このオルガンで
大ホールで使いこなせる芸術家が
聴衆全員を笑わせて、楽しませて、
泣かせでいる、と信じて、

このオルガンは徹底的に直す。

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はぎ直した側板、裏板
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響板
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-
剥がれた部分
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-
ぱかっと取れたリードの箱
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響板の割れを埋め木で直す
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オルガンのペダル描き

全てのいろが描き終わる(u_u)

元のペダルは擦れ過ぎて模様が
見えないので、同時代のペダル
から模様を再現大介!

あとは明日、クリヤーを上塗りして
鋲を打って完成。

そしたらいよいよオルガン
本体の組立て。

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右が元のペダル。
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同時代の昭和初期の模様の復元
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オルガンのペダル模様の復元

オルガンのペダルの模様は
古いオルガンの擦れた模様を
参考に描き直す。

日本中でペダルをわざわざ
描き直しているのは、
他に何人いるだろう?

一色描くと乾燥するのに
1日かかるので、6色だと
6日がかりの作業になる。

明後日あたり、完成予定。

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木工作業

ベビーオルガンの修理は、
欠損した部品が多く、

それを一つ一つ作り直したり
補修したりする。

木工作業は時間がかかる作業
だが、こういう小間物が
カタチになってくると、
修理も進むのでやり甲斐がある。

画像はペダル板と、膝ペダル
それぞれサクラとナラで再現。
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コレは欠けたところに木を
足したもの。塗装すると
継ぎ目は分からなくなる。
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タイガーオルガン敢然復活へ

ベビーオルガンを複数直して
貸し出し用に使おう!

の計画を敢然実行。

ベビーオルガンは、音量が豊かで、
ペダルの踏み加減で表現が自在。

小さくて笑っちゃう第一印象とは
裏腹に、楽器としての表現力は
つまらないフレーズを何となく
弾いただけで泣いてしまうくらい
感動させるほどの威力がある。

このオルガンは、タイガーオルガン
という銘柄だが、実はヤマハ製。

ヤマハの創始者は山葉寅楠、つまり
トラなので、タイガーオルガン
というオルガンも存在している。

これから、延べ20日間くらいで
楽器として蘇る予定。

お得な価格で長期のレンタル
承ります。お申込は、今スグ!

分解時のすがた
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チリも積もった62年、、
響板も抜群に割れている!
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あけみのオルガン?
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元々の色が内部に残っている。
このオルガンは真っ赤なオルガン!
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昭和29年10月2日出荷の検印。
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オルガンの響板修理(出先編)

オルガンの響板修理(出先編)

ピアノは響板が割れると埋木を
して修理するが、オルガンも
同じ。

しかもオルガンの場合は、
空気が漏れてはまずいので
木で隙間を埋めるのも
「ほぼ完璧?」を心がける。

今日は埋木の加工を予め
やっていたので、現場でも
滞りなく作業完了できた。

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オルガン椅子の製作 目止め&着色

木工作業が終わったら、
目止め。

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これは、木の導管を細かい粉で
埋めて表面を平滑にする作業で
木工塗装の作業で最も重要で
手間のかかる工程。

image

目止めが出来たら、着色。

みんな「木の色」と思い込んで
いる色は、実は着色された色である。

ナラの木の場合、勇壮な木目を
生かすために茶系の着色をする。

image

着色すると木目の濃い部分と
薄い部分がハッキリ出てくる。

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コレで出来上がり!に見えて
しまうかもしれないが、
コレでは何にも塗ってない
ような感じ。

これからさらに下塗り
中塗り、上塗りと三層、
ラッカーを塗る。

オルガン椅子は、末広がり

オルガン椅子の製作

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今回、昔の椅子にならって
末広がりに挑戦して作ってみた。
古い椅子は下に行くほど寸法が
広がる、末広がり
に出来ているのである。

上部より下部は15ミリ広がって
作ってある。

これは、安定感を増すための
構造だが、作って見て
気付いたことは、視覚的な
こと。

いちばん小さな椅子だけは
脚を平行に作ってしまったが、
これだと何となく下が狭く
なってるように見える。
広角レンズのせいもあるが、
実際見た感じ、平行ではなく
下が狭く見えてしまう。

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末広がりに作った方が、平行に
見えて、安定して見える。

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ナナメの切り欠きは手で調整
するので非常に手間が増えてしまうが
この方が椅子らしいので
今後は全部末広がりに作ろうと
思った。


オルガン椅子の製作 木工編

オルガン専用椅子の製作

木工部分が終わりつつある。

実は木工製作で大変なのは
塗装。

何もかも、これから。

image

image

リードオルガン専用椅子の製作

相変わらず、オルガン椅子の製作

バカ正直に昔の椅子の作りを
そのままに作るので、非常に
手間がかかる。

脚の板には溝を掘って、
そこに貫が入る。

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ベビーオルガンの袋張替え、その1

2014-09-29-14-14-00
2014-09-29-16-32-56

袋張替えで最も重要な、面倒な作業が
古い袋を剥がすこと。
小袋の板は、はぎ合わせが取れない
ように、両端に埋め木がしてある。

さすが!西川!

明日の「和風総本家」に才気堂のオルガン登場

http://www.tv-osaka.co.jp/ip4/wafu/
明日24日、よる19時58分から
テレビ東京&テレビ大阪系列で放送予定の
「和風総本家」に、才気堂が修復中の
オルガンが登場!

ヤマハの創始者、山葉寅楠が初めて
オルガンを修復して、創業するミニドラマで。

オルガンの製造年

ヤマハのオルガンの場合、工場の検印がある。

このオルガンは、昭和7年11月20日の検印がある。

昭和7年は、西暦1932年。80年経っている。

直せば、また生き返る。f3eb6062.jpg

袋はり

49鍵オルガンの風袋張り替え。

まずは、小袋の上辺を貼る。

接着剤は、もちろんニカワa793b388.jpg

補修の跡 ?

風袋を張り替えずに、上から二重に張った跡?

これでは、空気漏れも直らないし、ラバークロスも粗悪品なので、くっついてしまって演奏できねんじゃねん?

二倍の手間をかけて、ことごとく古い袋をはがしたよ…83edf253.jpg

明治42年、エステイオルガン

1910年頃のエステイオルガン

折りたたみ式で「キャンプオルガン」と呼ばれる

これも、2月19日の演奏会で使用予定

どの演奏会でも持っていくが、お客さんが揃って「このオルガンの音が一番いい」というd44b1d0b.jpg
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