長距離夜行の中で一番高級な車両、軟卧。
4人個室で、二段ベッドが向かい合っている。
ベッド幅も硬卧より広い。
車内の写真を撮っていたら、列車長に呼び止められ
鉄道の車内は撮影禁止ですと怒られた。
食堂車で撮りまくっている時からマークされて
いたのかもしれない。
日本には食堂車がもうないから、珍しかったんです
というと、4時間以上の列車には、食堂車が
付いているのだと教えてくれた。
日本の夜行列車にも、並びの洗面台は、必ずあった。
この一角に湯沸かし器もあって、乗客はいつでも
熱湯を使えるので、カップ麺を持ち込んで食べる
客も多い。
昔から中国では生水を飲めないため、お茶を頻繁に飲む
習慣があり、そのためにお湯がいつでも使えるように
なっている。ホテルなどに泊まっても、とにかく
お湯だけは、サービスでもらえる。
現在では、ペットボトルのミネラルウォーターが
普及して、お茶を頻繁に飲む人も減ったように感じる。
硬卧、の下段で深夜まで楽しく語らう若人たち、、、
深夜に止まった、地方の駅、、、
眠れないようで、ウトウト眠れて、でも時々目が覚めて、
またウトウトして、とりあえず、何時間かは眠れたと思う。
暑い1日、全く眠れずに行動するのはホントにキツイので、
なんとなく眠れたなぁ、と思えるだけ眠れたのは
良かったと思う。
夜行寝台列車の切符は、乗った時、列車員のお姉さんに
番号札と交換してもらってあり、下車駅が近づくと
再びその札と切符を交換するので、その際に
起こしてもらえる。だから、寝台列車では、寝過ごす
ことは、ない。