真夏の暑さのコロンス島を駆け抜けて
厦門港からバスで厦門駅に着く。

列車の発車まで1時間しかないので、
とりあえず切符売り場の列に並んで、
日本から予約した番号を告げ、切符を
受け取る。

こんなことは、私が中国語を学び始めた
大学生の頃は、ありえないことだった。

とにかく、昔の中国では、列車の切符、
特に長距離の寝台車の切符は、入手困難で、
何時間も並んで、やっと自分の番になったら
没有!(ないよ!)と冷たく突き返されるのが
当たり前だった。大きな街の駅前にはダフ屋も沢山いた。

今では、ネットで予約して、パスポートと
予約番号さえあれば、必ず切符を手に出来る。

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切符を手に、構内には、、ひと、人、人、、、
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今日乗る列車は、昆明行きである。
夕方5時に厦門を出て、翌朝5時に広州着。

その先、昆明までは、更に15時間くらい駆け抜ける。
現代では、旅は、時間がかかるほど、贅沢かもしれない。
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巨大な厦門駅には、新幹線も来るし、二晩かけて走る
長距離夜行列車も来る。
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1車両にひとりずつ、服務員が乗務していて、
乗るときに切符をチェックする。
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発車前のひととき、懐かしい旅立ちの雰囲気!
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出来れば昆明まで、ずっと乗りたいなぁ、、
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今回乗ったのは、開放式三段寝台。硬卧、という。

前回、硬卧に乗ったのは1989年だから、29年ぶり!
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エアコン付きなので、窓は一部しか開かない。
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下段は、広いが、中段、上段と高さが狭くなる。

今日は残念ながら中段、、、

起き上がると頭がつかえる、
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