29ababe6.JPG長岡鉄男氏設計の壁掛け式スピーカー「W-11」。
ドームハウスに住んでつくづく思う事は、「音」が球面の内側に沿って伝ってくるので、「音源」、つまりスピーカーは小さくて良く、しかもその位置が問題で、スピーカーから出た音波がドームの壁にぶつかるように設置すれば、自然と反響が増幅して、何処にいても「よく鳴る」ように聞こえる。しかも、お客さんなどは「え!どこで鳴ってるの?」と言う。ドーム内部の何処にいても「良く聴こえる」し、しかも「何処でなってるか分からない」という不思議な鳴らしかたにまさに相応しいと思って作ってみた「W-11」。反射音では低音が出ないかなと不安だったが、掛けた「壁」の効果で、十分に重々しく響いてくれた。12センチのFF125Kはロングセラーの人気機種だが、今回初めて聴いた。大きさのわりに、物凄く安定した音だと思った。