2014年06月
雨の夜は、針刺し、、、
ピアノのハンマーは、
フェルトをものすごい力で
硬く木に巻いてある。
が、このカチンカチンの
状態で弦を叩いても
ピアノらしい音は出てこない。
ピアノらしい音、、、とは、
どんな音だろうか?
とりあえず、経験から、
ハンマーの「腹」の部分が
フカフカになる位、針を刺して
フェルトをほぐすと、ピアノに
つけた時に、ピアノらしい音、
が出てきやすい。
この作業を「第一整音」という
が、面倒な作業なので、
ハンマー交換の修理では、
第一整音済みの部品で済ませる
方も多いかもしれない。
このような状態から
整音してピアノらしい音を
作るのは、非常に手間のかかる
楽しい作業である。
私の自作工具の中で最も有用な
のが、この、第一整音専用台
「ハリ坊」である。
ギュッと押し込むだけで、
ハンマーをしっかり固定できる。
体重をかけて、じっくりゆっくり
第一整音ができる。
調律師専用革鞄、第二弾!
箱部分が、完成。
こんな鍵をつける
取っ手だけは既に革を張って
作ってある、、、
木で作った!というだけでも
なんか渋い感じだが、更に
全体に白い革を張り、内装は
調律師でないと使えない、
逆に言うと、調律師にとって
便利この上ない仕切りを
入れる。
素晴らしい手製の鞄だが、
値段をつけると高いだろうなぁ
材質も素材も製法もこれ以上
ない位「本格的」である。
何故?、調律師専用革鞄を
作るのかというと、ピアノ
調律師という職業は、一生
続ける人が多いから。たとえ
調律師を辞めて他の仕事に
就いても調律師の技術は
忘れない。
それなのに、調律師専用の鞄は
存在しないのである。
大ベテランの「エラい調律師」
だって、こだわりの無い鞄を
数年毎に買い換えて、中の仕分
は100均のポーチやプラケース
だったりする。それで済んで
しまうのだから、別に問題
ないのであるが、私がわざわざ
作りたいのは、子どもの頃、
かっこいいものを見た時の
「うわぁ!、めっちゃ渋い!」
の気持ちを今も持っていたいから
沢山の調律師の意見を盛り込んで
いつか「決定版」をカタチに
したいと思う、が、、
調律師の皆さんは、高いピアノ
を平気で売るクセに、意外と
こういう製品の価値を見て
くれない方が多いなぁ、、、
ピアノ&オルガン修理調律
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