8489f2d0.JPG 銀行で「ローン」借入の手続きをした。持っていない筈の金額の家が買える事になる。そのお金はどうするのかと言うと「一生かかって」返すのである。返せない場合は「家」をとられるし、もし自分が死んだら、その後の返済はしなくて良いらしい。「命」と引換にお金を借りた訳である。
 そんな大金を、そんな大きな買い物を、本当にしたのか、そんなに返せるのか、、、不安ばかりだが、もう借りてしまった。家を買うことを、建てることを決めてしまった。その銀行で、その利率で、今日、借りるしか他になかった。不利な条件が沢山有った。でもそうするしかなかった。

 夕方、「土地」を見に行った。土地代は既にその「現金の姿」を見ることなく、もとの持ち主に支払われたので、ここは既に私の土地だ。正確に言うと「私に返済義務のある土地」だ。
 もう田んぼは田植えが終わっていて「ベネチア」ではなかった。

 ただただ全身あるのみ。もう「動き出して」しまったのだ、、。